BTOパソコンとは?意味や◯個の特徴・魅力を初心者から優しく解説

初めてパソコンを購入してみようと思ったときに特に知識がない場合思いつくのがケーズデンキといった家電量販店で販売されているパソコンです。

ですがそんな家電量販店で購入するというのは昔の話で、現在はインターネットを使って専門のパソコンショップで購入するといった人が増加傾向にあります。

一般的にこういったインターネットで見つけたパソコンショップで販売されているのはBTOパソコンと呼ばれているのですが、果たしてこのBTOパソコンというのはどういうものを示しいるのかご存知でしょうか。

今回紹介するのはそんなBTOパソコンについての話題です。

今やパソコンを使用する人にとって家電量販店で販売されるパソコンよりも人気となっているBTOパソコンについて、その意味や特徴・魅力などを解説していきます。

まずBTOパソコンの意味とは

BTOパソコンの意味について知るためにはまず「BTO」という単語の意味を知ることが必要です。

BTOとは「Build To Order」の頭文字をとったもの。そしてこの「Build To Order」には受注生産という意味が込められています。

また受注生産は「注文を受け付けてから依頼内容を元にして完成品を組み上げていく」ようなものです。

つまり「BTOパソコン」は「注文が入ってから依頼内容を元にパソコンのパーツを使って完成品を組み立てる」という意味になります。

BTOパソコンの特徴は

BTOパソコンは依頼者から注文が入り次第パソコンパーツを使って組み上げていくというの特徴があります。とは言っても基本的に各パソコンショップが既に型を作り上げていて、その型の中から注文者が選んでさらにカスタマイズしていくといった形が多いです。

もちろんパソコンのすべてのパーツをご自身で選んで注文することができるBTOパソコンショップも存在していますが、基本的にはパソコン初心者の方でも安心して注文出来るように型が出来ている場合がほとんどになっています。

パソコンのパーツにはCPUや電源、グラフィックボードといったパーツがあり、それぞれ別々に販売されているものをプラモデルのように組み立てていくことが出来ます。

その作業を自作であれば自分でやらないといけないのがパソコンショップが代わりにやってくれるという点が特徴的です。

BTOパソコンの型(モデル)についてもっと詳しく

型というのは言い換えればモデルのことです。例えば現在流行りのPUBGというFPSゲームを例にした場合各パソコンショップはPUBGの動作環境として適したパーツの組み合わせをしたパソコンのモデルを販売しています。

これ以外にもFF14やモンスターハンターフロンティアオンラインであればそれぞれ「FF14対応スペックモデル」や「MHF対応スペックモデル」といった形で販売しています。

このようにパソコンショップはそれぞれ独自のモデルを展開し、ユーザーはそれらのモデルを選びつつ更に自由なカスタマイズを施せることになります。

BTOパソコンの魅力(メリット)

メーカー製パソコンと同スペックの物をBTOパソコンなら安く購入できる

メーカー製パソコンと同スペックのものをBTOパソコンではより安く購入できる。これに関してはメーカー製パソコンのほうがぼったくりの値段で販売されているといった方が正しいです。

メーカー製パソコンは各種メーカーがパソコンを製作して販売しているのですが、その際にかかったコストにさらに料金を上乗せした形で販売しています。そんな背景からメーカー製パソコンは料金が高くなりがちです。

それに対してBTOパソコンなら同スペックのパソコンでもそこまで料金が上乗せされることはなく、比較的安価で購入できます。

大学の生協なんかを例にしてみるとどうでしょうか。大学正規のノートパソコンは大してスペックがいいわけでもないのにお値段が10万を超えていたりします。

もし同スペックのノートパソコンをBTOパソコンショップで購入しようとすればもっと安価に購入出来るはずです。

実際私も大学の時に大学でノートパソコンを購入させられそうになりましたが、明らかに値段とスペックが釣り合わないことがわかっていたため購入はしませんでした。

このようにBTOパソコンならメーカー製よりもお得に購入できるのが魅力です。

ちなみにメーカー製はメーカー製なりに故障時の補償が熱いこともありますが、BTOパソコンも保証は標準であったりプラス料金で取りつけ可能なのでそこまで変わりません。

自作と比較しても安く済みやすい

BTOパソコンは組み立てをしてくれることから組み立て分高い値段をつけられると思われがちですが、実際はまったく異なります。

実際は自作と比較しても値段が変わらない、あるいは少し高いだけで済みます。

その理由は各パソコンショップがパーツをたくさん発注することによって業者料金で購入していることからパーツの1つ1つが安く済み、その分料金を上乗せしてもこちらからしたら安いのです。

自作したいと思ってパソコンショップと同じパーツを用意しようとすれば自作の方が高くつくということになります。そういうわけで今ではBTOパソコンのほうが自作よりも安価だったりします。

自由なカスタマイズをボタンクリックで簡単に可能

BTOパソコンは基本的にモデルを選んでさらに自分でカスタマイズをすることになります。

もちろんこのとき何もわからなければ一切カスタマイズをしないでそのまま注文することも可能ですし、いじりたければ相談するか自分なりの知識でカスタマイズをすれば大丈夫です。

そんなときにカスタマイズはそれぞれのボタンをクリック1つで出来るようになっています。パーツを交換したいと思ったときに標準で取り付けられたパーツよりも上位のものか下位のものにするかの選択肢が用意されているということです。

つまり自分で変更したいパーツを選ばなくてもカスタマイズでボタン1つで選べるのが魅力です。もしもこのときにカスタマイズをしたいと思ってパーツ選びから自分でしないとならなければ大変です。

その点カスタマイズの自由度まで定型化されていれば直感的なパーツ変更も出来てとても魅力を感じます。

修理の自由度も高い

メーカー製のパソコンは修理に出そうと思ったときに時間が結構かかります。その上パソコン自体の中身をいじっていた場合は修理不可という扱いを受けることをご存知でしょうか。

ゲーム機なんかもこういった改造又は中身を開けるといったことをした時点で修理不可扱いを受けることは少なくありません。

それに対してパソコンショップでの修理は自由度が高く、自分で更に改造していても修理をしてくれることもあります。

そう考えたらメーカー製パソコンなどの改造や自分で修理した際に分け分からなくなって修理不可になるよりもBTOパソコンである程度修理の自由度が高いほうが明らかにおすすめであることがわかります。

充実した購入時のサポート内容

BTOパソコンショップにもよりますが、場所によってはパソコン購入時に24時間チャットによる相談を受け付けているサービスもあります。

そういったサービスを利用すればパソコン初心者の方でもいつでもどこでも安心して購入できるためサービスとしては抜群です。大手BTOパソコンショップなどはこういったこともしているのが魅力でした。

後から自分でパーツの交換や増設も可能

自作&BTOパソコンの醍醐味の1つであり魅力なのが後からパーツ交換です。BTOパソコンで使われるパーツは基本的に一般人向けに市販されているものが使われています。

つまりパソコンショップだけしかパーツが手に入らないということはなく、自分でパーツを購入することが出来ます。

BTOパソコンがパーツを組み合わせて出来ている上に自分でパーツも購入できるということは後からパーツを自分で変更することだって可能なんです。

グラフィックボードをもっと高性能なものにしたいなぁ・・・と思えば自分でグラフィックボードを購入して交換できますし、メモリ不足でパソコンの処理が重いなぁ・・・と感じたらメモリを増設することだって出来ちゃいます。

このように後から知識を身に着けてショップに頼らずに自分でいじることが出来るのがBTOパソコンのいいところです。

私なんかはパソコンケースと電源だけを流用してその他すべてのパーツを交換したこともありました。むしろ私の自作が始まったのはその時が初めてです。

BTOパソコンの魅力ではない部分も

BTOパソコンの魅力はたくさんありますが、それでも魅力ではない部分もいくつかあります。とは言っても大して魅力と言えないわけではないので気にする必要はありません。

納期がメーカー製パソコンなどよりは遅い可能性

たくさんの魅力があるBTOパソコンにおいてデメリットになる可能性があるのは納期です。

というのもメーカー製パソコンは基本的に既に完成されたものが販売されているからです。それに比べてBTOパソコンは一から作るわけですから完成するまでの時間分がメーカー製パソコンよりも遅くなります。

では完成までにどの程度の時間がかかるのか?という点については注文の詳細やパーツの在庫によって異なります。

既にパーツが全て揃っているならすぐに製作に取り掛かることも出来るので納期は早いでしょう。しかしパーツが揃っていなければパーツの納期をパソコンショップ側も待っている状況となるため更に遅くなります。

注文者のパソコンの納期にパソコンショップのパーツの納期待ちが加われば二重の待ちになるわけですから一目瞭然です。

ちなみにすぐにでもパソコンが欲しいと思ったときでもBTOパソコンはすぐに手に入れられることもあります。というのもBTOパソコンショップを覗いていると納期までの予想日数などが記載されているからです。

その中には即納と書かれた即納モデルもあるため、そのモデルを一切カスタマイズしないで即支払いを済ませればすぐにでも発送されて翌日、あるいは2日後には届くことになります。

実際私もすぐにパソコンが必要な状況になって即納モデルを注文して翌日に届いたことがありました。

そのときはパソコンが故障してつかなくなったけど仕事はしないと・・・という感じで焦って注文したのですが、新パソコンが届いて数日後に電源入るか試したら普通に使えたという笑い話です。

気づいたら高額になっている

BTOパソコンのデメリットともいうべきなのがコレです。新しいパソコンを購入しようと思ったときはやっぱりワクワクするものです。そのワクワク感はカスタマイズのときも持続して「どうせならいいパーツをたくさん使ってみよう」となるのがよくあるパターン。

そして気づいたときにはパソコンの値段が非常に高額になってしまいます。予算を決めていればそこまで怒らないですが、ありがちなケースなのである意味デメリットでもあります。

私の場合18万円のパソコンをカスタマイズしていたら35万円になっていたことがあります。

BTOパソコンを販売するショップを簡単にご紹介

BTOパソコンを販売するパソコンショップを簡単に名前の紹介をしたいと思います。これらのBTOパソコンショップに関する比較記事も後々書く予定ですのでしばらくお待ちください。

ドスパラ
パソコン工房
TSUKUMO
Sycom
マウスコンピューター
Frontier
STORM
VSPEC
SEVEN
パソコンSHOPアーク
PCワンズ
G-TUNE
ライジングフォース
クリエーター専門店 ゼウス

この中でも特に有名なのは「ドスパラ、パソコン工房」などです。ちなみに私が利用したことのあるショップは「ドスパラ、パソコン工房、TSUKUMO、Sycom」になります。

BTOパソコンを購入する2つの方法

BTOパソコンを購入する場合の2つの方法をご紹介します。

ネットショップ

BTOパソコンショップは基本的にウェブサイトを持っており、ネットショップとして構えている場合がほとんどです。もしもBTOパソコンが購入したいと思ったときは主にネットショップにアクセスして購入することになります。

店頭購入

ネットショップだけ構えて実店舗がないというパソコンショップはたくさんありますが、その中でも大手BTOパソコンショップは実店舗を全国に構えていることがあります。

例えばパソコンショップは現実の店舗としてよく見かけます。実店舗のいいところは実際にパソコンが販売されている様子を見ることができる点です。また他にもパーツやソフトなどがたくさん販売されているためパソコンが好きな人には宝の宝庫になっています。

実際に行ってみるとわかるのですが、パソコンショップの中はレジの部分のほかに修理ブースのような感じで視認できる区画も見られます。恐らく修理ブースのような場所でパソコンを修理したり注文を受けたパソコンの組み立てなども行っているのではないかと思いますが、実際に店舗に行ってみると結構見ていて飽きない部分があるので楽しめます。

ネットショップだけでは不安だという方や近くに店舗があるという方はぜひ一度でも立ち寄ってみるとお話も聞けて楽しいはずです。